永代供養ってなに?歴史は?料金はどのくらい?お墓も供養に入るの?
最近、永代供養をお願いした。
と親戚のお兄さんが言っているのを聞きました。
私は、40代ですが、こんな年でも
お寺の風習とか、行事にあまり参加することがないため、
全くよくわかっていない所があります^^;
永代供養って字からすると、
お金を払えば、もう一切お金は払わなくてよくなる
システムなのではないか?
って気がしますよね?
実際のところどうなんでしょうか。
永代供養ってなに? 歴史は?
ある時、叔父とお寺の話をする機会があって、
お兄さんが話していた永代供養の話をしてみました。
そこで、永代供養って一度お金を払えば
もう払わなくていいの?
と、聞いてみたところ、
そんなわけない^^;
と言われてしまいました。
ですよね~^^;
色々自分で調べてみたところ
そもそも、仏教に元々永代供養なる習慣はなかったとのこと。
歴史をさかのぼると、
江戸時代に檀家の減少による収入減を補う目的で、
僧侶が発案した商業手法であったことがわかりました。
本来は毎月の命日に小額ずつ受け取っていたお布施を
まとめて集金する当時の画期的な新システムであったようです。
現在も、このようなシステムが残っているといえます。
永代供養の意味としては
大切なご先祖様が眠るお墓を長年に渡って供養する。
(子々孫々の代まで先祖を祀り供養する宗教行為)
と言われているようです。
長年というのが本来で、永九と勘違いすることが多いようです。
しかも、血縁者などと連絡がとれる限りは、
行事の案内や寄付、各種儀式の布施の要求、
お金が必要になると随時連絡はくるようです。
そう考えると、永代供養ってやる必用があるの?
って考えてしまいますね^^;
永代供養ってなに? 料金はどのくらいかかるの?
うちの両親はまだ健在ですが、
二人が亡くなった後、両親の永代供養をお願いするなら私です。
親戚のお兄さんに聞いた所、
永代供養料は30万くらいだったそうです。
これは、宗教などにもよりますが、
永代供養そのものを行っていない所もあるみたいです。
単純に永代供養料はいくらか?
という話ではないようで、平均というのはなかなかわからないようですが、
知り合いの話では10万円~50万円と聞きました。
ですが、たまに100万円クラスの費用がかかる
宗教もあるようなので、住職さんに聞くのが早いですね。
ただ、だいたい永代供養料はいくらですか?と聞くと、
はっきりとした金額を教えてくれない住職さんもいるそうです。
永代供養ってなに? お墓も供養に入るの?
永代供養を払うと、どんなことをしてくれるのか?
って気になると思いますが、
これは、お寺での魂の供養です。
というとこは、永代供養にはお墓に対してはなんの
供養もされないのでしょうか?
宗教的には、遺骨(お墓)よりも魂に対して
供養を行うため、
お墓の管理料や墓石代などが永代供養の対象にはならないといいます。
しかし現在は、お墓の永代供養も行っているお寺もあるようですが、
実はこれ、近年に始まったビジネスだそうです。
お墓自体は、無縁仏になってしまったら
何十年か後にお墓は移動させられるようです。
うちの場合、私が死ぬあたりまでは、
両親のお墓は大丈夫ですが、私が死んでしまってからのことは
わからないし、お寺自体もいつまで残っているかはわかりません。
永代供養を考えているのであれば、
お願いするお寺の住職さんに、しっかりと
どのような供養を永代供養と言うのか?
費用は実際、どれくらいかかるのか?
を記載して頂くのがいいでしょう。
言葉で言われただけでは、聞き間違いなどでの
トラブルもあるので、ここは文章で残していただきましょう。
もりろん、お願いする前の時点の話ですよ。
実際にお願いするにあたり、全然金額が違っていた。などのトラブルも防げます。
まとめ
簡単に考えていた永代供養ですが、
色々調べていると、永代供養はする必用はない。
私の判断はそうなりました。
ですが、実家から、遠い場所に嫁いでしまった方や
海外で住まわれているような方であれば
一度、ご家族で話し合う機会があってもいいかと思います。
あるお寺の住職さんが
人間というのは2回亡くなります。と言われたそうです。
1回目は肉体が亡くなって魂になったとき。
2回目は1回目で亡くなった方を知っている方がこの世からいなくなったとき。
この時点で、本当の意味で無縁仏ですね。
今は、お寺の檀家さんも、どんどん減ってきているらしいです。
ですから、ビジネスとして永代供養の話も
色々でてきていて、詐欺に近いことをしている所もあると聞きました。
自分で、見極める力も必用になってきた。
ということですね。
それでも、ご先祖様のことですから、
できれば、自分が生きているうちはしっかりと供養していきたい。
今はそう考えています。